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黒猫シアター

ようやく寒さがやんで春っぽく暖かくなってきました。
3月は観たい映画も結構あるのですが、なかなか見に行けない〜!
とりあえず1本だけw

「ガチ☆ボーイ」

一日しか記憶の持たない
ボクが出会ったのは
学生プロレスだった——


原作は劇団・モダンスイマーズの傑作舞台「五十嵐伝〜五十嵐ハ燃エテイルカ〜」。

<あらすじ>
 新入部員を募集するもののまったく人気のないプロレス研究会(HWA)に
五十嵐というちょっと変わった学生が入部する。
去年の学園祭で見た学生ブロレスの楽しそうな姿に憧れて門を叩いたという。
五十嵐は、ことある毎に持参のポラロイドカメラで自分なめで写真を撮り、
ちょっとしたことでもメモを取る。
彼は新入生ではなく在学中に司法試験も合格出来ると噂される「天才五十嵐」
と言われる学生だった。
そんな彼だが、何故か学生プロレスで一番大切な「段取り」がいつまでたっても
覚えられない。
 実は、彼は去年の学園祭の後に自転車で転んで頭を打ったことによって
それ以降の新しいことを覚えられない「高次脳機能障害」を負っていたのだ。
事故以前の記憶はあるのだが、事故以降の出来事は一晩眠ってしまうと
次の朝には記憶が全てリセットされてしまう。
五十嵐がメモや写真を取っていたのはそれが理由だったのだ。
 リングネーム「マリリン仮面」を貰って挑んだ商店街でのデビュー戦でも
五十嵐は途中で段取りを忘れてガチンコ(=本気で戦うリアルファイト)の
試合をしてしまう。ところが観客はそのガチンコぶりに盛り上がり、結果的に
「マリリン仮面」は一躍人気者に!
しかし、その現場に居合わせた妹の茜によって、彼が想いを寄せていた
マネージャーの朝岡麻子(サエコ)や一部の部員に記憶が持たないことが
バレてしまう。
父を始めみんなに危ないからと反対されるが、それでもプロレスをやりたいと
言う五十嵐。

「ボクの記憶は一日しか持たない。
記憶が無いのは生きてないのと同じだ。
そんなボクが学生プロレスに出会った。
アザが…筋肉痛が…カラダだって記憶する。
カラダは昨日のボクを憶えているんだ。」


五十嵐の熱意は周りを巻き込み、仲間たちを突き動かして行く。
そして学園祭という最高の舞台で用意された最後の試合。

「自分の記憶に残らなくても、みんなの記憶に刻んでやれよ。」

学園祭当日、事件は起こった…



もー、なんというか、実は正直あんまり期待しないで観たんですが。
かなりイイ!
今年(っていってもまだ丸2ヶ月だけどw)観た中でイチオシです。
記憶障害をあつかってますが、暗さが残ることはなくあくまでも
前向きに生きて行く青春ストーリーで感動しました。
挿入曲に使われているウルフルズといいエンディングのチャットモンチーといい
心にぐっとキますね〜♪
笑って泣いて最後は手に汗握って感動できる素晴らしい作品でした!
うーん、私にしては珍しくDVD出たら欲しいかもって思いましたw
おすすめ度★★★★★
ガチ☆ボーイ - 2008年3月1日ロードショー

by sei_flower | 2008-03-12 11:59 | 雑記